2017年11月14日火曜日

核廃絶 バチカンで国際会議

   時事通信によると、日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)の和田征子事務局次長(74)は11日、核廃絶に関するバチカンでの国際会議で演説し、「核兵器は廃絶しなければならない。製造した人類の責任だ」と訴えた。 
 
 和田さんは1歳の時に長崎で被爆した。母から聞いた話として、爆心地から29キロ離れた自宅の窓ガラスや土壁が粉々になり、連日火葬される犠牲者の数と臭いに誰もが無感覚になったと説明。「人間の尊厳とは何か。人はそんな(ひどい)扱いを受けるためにいるのではない」と強調した。7月に核兵器禁止条約が採択されたことにも触れ「核兵器保有国や日本を含む国々に、条約への署名と批准を訴え続けなければならない」と力を込めた。

 国際会議は、ローマ法王庁の主催で10日に2日間の日程で始まり、各国政府や市民団体代表、ノーベル平和賞受賞者らが参加。創価学会インタナショナルの池田博正副会長(64)もスピーチし、「核兵器は安全保障上の観点からも危険であり、倫理・道徳的にも悪だ。誰の手にあることも許されない」と指摘。すべての人がこうした認識を共有する必要性を訴えた。(時事通信記事おわり) 

 この記事を読んで私は、和田さんの訴えに感動し、ローマ法王庁の真摯な姿勢を尊敬するとともに、創価学会のSGI池田副会長のスピーチに少々驚いた。
 このスピーチが創価学会の本心なら、なぜ公明党は、日本政府の核兵器禁止条約への加入を求めないないのだろうという驚きだ。
 もし、海外(バチカン)と国内で主張を使い分ける「二枚舌」なら言語道断だが、池田スピーチが本心ならば、公明党が創価学会の意向に背いていることになる。

 後者なら、真面目な創価学会員は学会方針に背く公明党の選挙に駆り立てられていることと矛盾がある筈だ。
 憲法改悪が政治課題にクローズアップされている現在、創価学会、公明党の良心が注目される。(この意見はFB上の宮本たけし議員の主張を大いに参考にして記述した)

    ときにあらずも笹鳴きどきから鳴き比べ

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