2017年7月6日木曜日

Blue Frog

喉を膨らませて鳴いている
   先日の国際親善?のとき、例によってモリアオガエルのことを、森=Forest、青=Green、蛙=Frogだと私が話すと、日本語を少々ご存知の欧米人が「青はBlueではないのか」と聞いてきた。

 そこで私は、日本人の色調感覚や文化について説明できる語学力もないので、『古い日本語の「あお」にはBlueもGreenもGrayも含まれているのだ!』と答えたのだが、はてさて正解だったのだろうか。

 青葉、青々、青唐辛子はGreenだし、蒼鷺(アオサギ)はGrayだと思っている。
 平安以前は、あか、あお、くろ、しろの四つの色調ですべてを語っていたと聞いたことがある。
 ただ、日本人が色彩の感覚に鈍感であったわけではなく、色の名前は欧米語以上に細やかであるらしい。
 それにしても、GreenなFrogがなぜ青蛙かというのを「日本人を代表して」?簡潔明瞭に解説するのは難しい。
 英語以前に国語や文化の素養のないのが恥ずかしい。
 信号、みんな知らねば怖くない。

    梅雨空に国際語で鳴く青蛙

1 件のコメント:

  1.  広辞苑では、「一説に、古代日本語では、固有の色名としては、アカ・クロ・アオ・シロがあるのみで、それは明・暗・顕・漠を原義とするという。本来は灰色がかった白色をいうらしい」とあり、
     新潮日本語漢字辞典には、「①㋐色の名・・・㋑緑色。㋒未熟である。②年若い。③歴史書。・・」の記述があります。

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