2017年2月6日月曜日

節分の痕

   2月3日の「今年の方相氏」の記事の「追記」で豆撒きをしたことを書き、4日の「冬の訪問者」でヒヨドリはあまり可愛くないことを書いた。
 
   ということで、わが家の周囲には豆が散らばっている。
 で、見ていると、ヒヨドリがその豆を盛んに啄ばんでいる。
 キジバトが啄ばむのは織り込み済みだったがヒヨドリが挑戦するとは思わなかった。ちょっと驚きだ。

 ご想像のとおり、大豆はヒヨドリのくちばしには大きすぎる。
 ヒヨドリが道路上で割ろうと突くのだがヤマガラやシジュウカラのようには慣れていない。
 両カラは足で木の実を上手に押さえてくちばしで突くが、そんな技術はヒヨドリにはない。
 なので、少し坂になっている道路を、豆はヒヨドリに突かれるたびに転がっていく。それをヒヨドリが追っかけて再び挑戦する。その失敗、挑戦、失敗、挑戦が可笑しくて「ヒヨドリは可愛くない」との文言を訂正しなければと考えなおした。

 が、私の見ていたヒヨドリは隣町のヒヨドリだったらしく、すぐに例のヒヨドリがヒューンと追い散らし、「この豆は俺がシマ(縄張り)のもんじゃ」と威嚇した。やっぱり。
 そのうちに人間が踏みつぶしたならゆっくり味わおうとでも思っているのだろう。

 そして丸のままの大豆を上手く食べられないヒヨドリは、相変わらず臘梅の綺麗な花を旺盛にムシャムシャ喰っている。
 やはりヒヨドリは可愛くない。

   梅咲くも春は名のみの豆の痕

3 件のコメント:

  1. わが家のベランダの雀を追い回すヒヨドリは2羽、ついでに鳩も追い払ってくれるので大目に見ています。夏ちゃんは少しお姉さんになったのか方相氏の面が少し恥ずかしそうで可愛いですね。

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  2.  ひげ親父さんおっしゃる通り、ヒヨドリって結構戦闘的ですね。
     そして孫の夏ちゃんですが、幼稚園にいくようになってから恥ずかしがり屋になっています。コメントありがとうございます。

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  3.  わが家の周囲の豆もほとんどなくなりました。掃除をしたわけではありません。答はキジバトです。キジバトが集団でやって来て清掃しています。自然界は偉大です。
     それから、豆は(数え年+1)食べると言いますが実際にはそれほど食べられません。そこで今年、残った豆をご飯に炊き込みました。結果は美味しい豆ごはんになりました。いけます。

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